<うたた寝洋風人形を襲う>
白いメイドスタイルと言うより、椅子に座って本を読みながらうたた寝をしている洋風の人形といった方が合っている少女。そのうたた寝少女を襲ったのは、
まだら模様の凶暴な野獣顔、手には鋭い爪、全身ダークな赤と黒の縞模様の者だった。
ひらひらするスカートを観客にさらして巻くり上げスパンキングし、可愛いお尻を隠しているショーツをTバックに細めて、そのむきだしの尻タブをつかむ等陵辱は止まることがない。
ショーツ1枚で臨時の花道の仕切りの座らされた少女は、大きく開脚され、花道の下で13日の金曜日のジェイソンマスクをかぶった二人の観客が、左右から生乳房を揉み、ピストル型バイブで股間へ弄りまわす。
再びメインの舞台に戻された彼女の首には太い革の首輪がはめられ、さらにその首輪につながった手枷が後手にをかけられた。(個人的にはこういう革の拘束具は好みである)そのままショーツ1枚の股間を通した縄が前後に曳かれるだけでなく、その
縄の端をM女に咥えさせて曳かせるという自虐行為までさせて見せた。
座ったまま宙に浮いたようなブランコ型の吊り状態で、
少女の乳首にクリップされた鎖が曳かれて、振り子のように前後に揺らされていく。さすがにこのクリップを引っ張って強制的に外した時の少女の悲鳴は強烈だった。先日
ブログで「挟み責め」をテーマに取り上げたが、まさにそれを実現して見せてくれた。
吊りはブランコ型からそのままブリッジ型へと少女の身体を変えた。上に張り出した乳房へは注射針が刺されていくが、
刺した注射針を持ち上げて肉の山を作る責めは厳しい。そして乳房向かっての鞭打ちが加えられた。
ようやく縄目をとかれていく彼女は、ぐったりとして、まるで縄で操られ力を抜かれたマリオネットだ。そこへとどめは、首筋への鋭いナイフの一刺し。人形ではなく生きた人間である証に、「
ミラ狂美」は少女の返り血を浴びた。
<ローター付棒、水拷問>
ゴシックの象徴がいつも黒マントとは限らないらしい。どうも今日に至るまで見てきた「
ゴシック系責め師・SHIMA」のショー場面の結果、どうやらそういうイメージが私の頭の中にできてしまったみたいだ。
だが、今日の彼は、これから
ジャングルの戦闘にでも参加しそうな迷彩服である。しかもトレードマークの黒いマスクはつけたままなので、そのまま○○○ゲリラである。
生贄は女子校生スタイルの「
MARIA」。魔方陣が描かれた花道の舞台上、ドクロがたくさん散りばめられた鎖で、このまま犯すぞとばかり手足を大の字に拘束されていった。SHIMAにおさえられた彼女が、観客に手渡された先端にローターの付いた棒でやり放題に弄りまわされる。
中央の舞台に戻された彼女は、天井から垂らされた二本のどくろ付鎖に左右に両手を引っ張られY字となり、SHIMANの太腿に付けられたディルドオを口にふくませられる。
M女に舐めさせたディルドオをまたSHIMAが口に入れてしまうのは、その生気を吸い取るためか?
聞けば彼の縛りは、前出の
ミラ狂美の直伝らしい。黒いロープで女体を縛
り、吊っていく姿は鮮やかだ。そして吊ったM女にロウソク責めをするのはわかるにしても、その炎を自らの
口から吐いた霧吹きで消すという点が劇的である。
縛りを解かれても、もうかなりボーっとしているM女が、再び花道に連れて来られて、黒いテープで目隠し、拘束をされていく。さらに口には漏斗を挿し込まれ、SHIMAの口から吐かれたおびただしい液体がそこへ注がれていく。まるで
中世の魔女裁判で行われた水をどんどん注いでいく拷問を彷彿とさせる。そして、まだ彼女の足に巻きついている黒い縄で首を絞め、天高くドクロを捧げるとシーンとなってようやく私のゴシックイメージが落ち着いた。
<4人の男に囲まれた1人の縛られて抵抗できない女性>
決して大リーグの某日本人選手の向こうを張るわけではないが、
「仕込み無し素人舞台飛び入り」【連続出場記録】ではないだろうか。
この
新宿ロフトプラスワン で長い間行われているリビドーのイベントで、本イベント主宰で今年で11周年となる
サークルM's主宰の「風見蘭喜」とミラ狂美が、観客と一緒に楽しむお遊びと称しているコーナーがあるが、毎回素人の飛び入り参加があるのである。今回も場内の照明が明るくなり、「どなたか縛られてみたいという方はいませんか」という声にシーン静まり返る中、「はい」と手が上がった。手を上げたのは中央線沿線にお住まいの
ノエル嬢で、22歳のSM未経験の色白な女性である。聞けば、本日出演のSHIMAがあこがれの君らしい。
黒いキャミソール姿の彼女に、
「これだと、縛った時に縄のけばが付いて服を汚してしまいます」
「ブラジャーにワイヤーが入っていると縛った時に痛いです」
と云う、たくみな風見蘭喜の誘導と、あこがれの君のSHIMAの脱衣のお手伝いに、たちまち彼女は舞台上でボリュームのある形のいいオッパイをむきだしにしたショーツ1枚の姿にされてしまった。
「交代で順番に縛っていこう」
SHIMA、ミラ狂美、風見蘭喜の順で一人1本ずつ縛っていく。上半身の縛りがきまり身動きができなくなると、
股間、耳、乳房とこれまた3人に分担されていく。これに彼女の生声をマイクでひろうためのロフトプラスワンスタッフが加わり、都合
4人の男に囲まれた1人の縛られて抵抗できない女性が喘ぐことになる。
ミラ狂美は、コードレスのハンディマッサージャーを取り出し、SHIMAはディルドオを彼女の口へ挿入し今日の彼の舞台を再現する。
この連続出場記録はいつまで続くことだろうか。
<ブロックの使いみち>
ゴロンと花道最先端の瓢箪型舞台に置かれたのは、縄を巻かれた白いコンクリートブロックだった。これが出てくるということは、このざらざらとしたブロックの上に座らせ、さらにその上に風見蘭喜が乗るというような石抱き責めか?それにしても
ブロックに縄が巻かれているのは何のため?
赤いチャイナドレスのM女役で登場したのは、以前この舞台で女王様デビューを果たした「
桜咲風香」である。黒いショーツ1枚の見事な肢体で、花道舞台での開脚逆海老横吊りー言ってみれば空中でヨガをやらさせているような厳しい縛りーに耐える彼女は美しい。
その彼女の身体がうつ伏せの状態で花道に寝かされた。そして吊り代から下げられた縄にはカラビナが取り付けられた。こうしてカラビナをいくつか使って滑車による力の分散の原理を応用するということは、かなりの重量が一点に集中する縛りが行われるということを意味する。そして、彼女の両手首がうつ伏せに寝たまま後ろへ持ち上げられた。さらに両足首もほぼ同じ位置に引っ張られた。
(まさか)
珍しく私の予感は当たった。
一見それほどハードな責めを感じさせない簡単な逆海老スタイルに見えるが、実はこれは江戸時代に考案されたという有名な拷問の一種「
駿河問い」の形だった。

(写真撮影はfochat氏)
彼女の体がそのまま風見蘭喜の曳きでゆっくりと上がっていく。
(えっ、えっ、まさか、これは大変だー)
もはやくの字になっている彼女の腹部の下に、あの重いブロックが取り付けられた。これでようやくブロックに縄が巻かれていた意味がわかった。確かに「駿河問い」の特徴は縛りと共に重しを使うことなのだが・・・。風見蘭喜は、縄を曳き、とうとう
彼女の腹部にぶら下がるブロックまでも宙に浮かせてしまった。おそらく実際の時間からすればその瞬間は数秒であったと思われるが、その極限の状態の責めはいつまでも目に焼き付いていた。
彼女、桜咲風香は翌
8月21日から10日間、シアター上野のショーに参加することになっていると聞いていたので、こんな責めをして大丈夫なのかと思ったが、さすがにこの師弟は息がぴったりのようだ。舞台後、
彼女は笑顔で「駿河問い」の感想を聞かせてくれた。
「
駿河問い」(するがどい)
後ろにまわした手首と足首をまとめて吊り上げる。
もとは江戸時代駿府奉行彦坂九兵衛が考案したとされる拷問で、背中に石を載せ、縄を捻って回転させたという。
そのまま継続すると身体中から血液・体液が噴出して、やがて死に至るという。
<貴方だけのオリジナル>
SMライターとしては情報収集不足で、もう7年もこの仕事を続けられているという「
銀龍堂」その代表である
grayという人物を私は知らなかった。本日は会場内にブースを設けられ、
鞭

、ストラップ等のオリジナルグッズを展示されていた。そのていねいに作られた鞭を拝見し、試しに私も風見蘭喜からその洗礼を受けた。
また、そのしっかりした作りのミニチュア版が
携帯ストラップ
になっている。垂れ下がっている状態は一見普通の携帯電話のストラップに見えても、見る人が見ればそれが鞭であることがわかるという代物だ。SM志向同士の目印や、会話のキッカケにいいかもしれない。
聞けば、grayは女王様等のプレイヤーのオリジナルグッズ制作、撮影用のオリジナルグッズ制作、イベントの吊り櫓セッティング等実に幅広い活躍をされているらしい。プロに限らず、マニア、そして初心者さえも自分だけのオリジナルグッズが欲しいと思うことがあるだろう。My鞭、My首輪、My・・・と挙げればキリがなくなってしまう。また、SとMの関係において、二人だけのオリジナルグッズは、そのパートナー同士のもう一つのかたい絆になることだろう。実は当日のブースの照明は、三脚に二つのライトが付き上下左右どこでも簡単に照らすことができる大変便利な物だったが、これも彼の手作りとのことだ。手先が器用な
銀龍堂grayは、オリジナルグッズを求める多くのSM・フェチファンの期待に応えてくれそうである。(私自身は錠付きの
首輪
がお気に入り)
(文中敬称略)